逆SEOで誹謗中傷対策の方法

逆SEOで誹謗中傷対策の方法

逆SEOで誹謗中傷対策の方法

逆SEOで誹謗中傷対策の方法

逆SEOをご存知でしょうか。
SEOは聞いたことがあるけれど、逆となるとイメージがしにくいかもしれません。
SEOとは、検索エンジンでユーザーがなんらかのキーワードを入れて検索した際に、検索上位に表示されるようにするための対策です。
多くのユーザーが、検索結果の1ページ目、中でも上から数サイトくらいしか目を通そうとはしません。

 

そのため、上位に表示されないと、せっかくサイトやオンラインショップなどを開設して運営しても、訪れるユーザーもなく、集客や売上にも結びつかなくなります。
そこで、ユーザーが検索するであろうキーワードを入れ込むことやユーザーに役立つ情報を掲載するなどコンテンツの充実を図って、検索上位表示を目指すのが本来のSEO対策です。
では、逆SEOとは、どのようなものなのでしょうか。

 

逆SEOとは

逆SEOとは、誹謗中傷を掲載しているサイトが、検索結果で下位に表示されるようにするための対策を採る方法です。
誹謗中傷がいわれのない事実であったとしても、投稿者の匿名性が高く、削除依頼ができなかった場合やサイトの運営者に削除依頼を出しても、なかなか対応してもらえないという話を聞いたことがないでしょうか。

 

誹謗中傷を最初に行った本人や掲載されているサイトで削除されれば、情報の拡散源を抑えることができます。
ですが、それが難しいため、誹謗中傷内容が残り続け、それが多くの人の目に留まって、どんどん拡散していってしまいます。
そこで、多くの人の目に留まりにくくなるよう、検索結果でできる限り下位に表示させるようにするのが逆SEOです。

 

逆SEOの方法

SEOは自社の運営サイトにキーワードを散りばめることやコンテンツを充実させることで行えますが、誹謗中傷を掲示しているサイトの順位を下げるにはどうすればいいのでしょうか。

 

ほかのサイトなので、キーワードを外すことやコンテンツを勝手にいじることもできません。
どうするかというと、一つの方法が自社の運営サイトをより上位に引き上げ、上位を維持させることが挙げられます。

 

たとえば、飲食店に関する誹謗中傷の口コミが掲載され、来店数が減少するなどの被害が発生していたとします。
人気のお店で、メディアなどでも取り上げられ、店名もそれなりに知られているとしましょう。
ユーザーは、店名で検索した際、最初に表示されるのが誹謗中傷が掲載された口コミサイトであったらどうでしょうか。
口コミを見て、「やっぱり行くのはやめておこう」、「メディアで話題だけど、大したことないお店なんだ」と思うことでしょう。

 

これに対して、自社のサイトが上位に表示されたらどうでしょうか。
やはり、お店の公式サイトであれば、最初にクリックしてもらえる可能性が高まります。
「メニューがおいしそう」、「お店がおしゃれ」、「シェフの腕が良さそう」などとコンテンツを見て思ってくれれば、下位に表示されている誹謗中傷の口コミまでたどり着くことなく、来店してくれるのではないでしょうか。

 

つまり、逆SEOの方法は、誹謗中傷が掲載されているサイトそのものをコントロールして下位に下げるのではなく、自社サイトを上位に上げることで、ユーザーの目につきにくくするのが基本スタイルです。

 

誹謗中傷の削除申請

自社サイトの上位表示と上位を維持し続けることは、簡単に実現できるとは限りません。
ベストなのは、誹謗中傷の書き込みなどを削除して、人の目に留まることを抑えることです。
もっとも、誹謗中傷をした本人は特定できない場合も多いうえ、簡単に応じないことが少なくありません。

 

そこで、プロバイダ責任制限法にもとづき、口コミサイトや掲示板などのサイトを運営している事業者に申請して削除してもらう方法もあります。

 

すぐに対応してもらえない場合やプロバイダ責任制限法では要件が足りなかったような場合には、検索エンジンに申請し、条件を満たせば、検索結果にあがらないようにしてもらうことも可能です。

 

注意点
逆SEOの方法はさまざまあり、倫理的に問題がある方法もあります。
相手に正攻法で働きかけるためにも、以下のような方法で逆SEOを行うのは避けましょう。
低品質なサイトから被リンクを大量に送ることや誹謗中傷が掲載されているサイトのコピーサイトを複数作成させること、ウイルスに感染させることは、いかに誹謗中傷の内容が悪質であったとしても適切な行為とは言えません。

 

まとめ
誹謗中傷された際に、さらなる被害を抑えたい場合には逆SEO対策が一つの対抗手段です。
代表的な方法としては、誹謗中傷が掲載されているサイトの検索順位を下げるために、自社サイトを上位表示させることです。
倫理的に問題がある方法は避けましょう。